2019年10月29日11月22日開催 日刊工業新聞セミナー 事例から学ぶ製造業のためのM&A戦略とプロジェクト実行(事業デューディリジェンス編)
M&A業務の中で、重要度の高くなっている事業DD業務についてその概要と実務を解説いたします。
M&A先進国である欧米の上場企業の大半が事業DD業務の標準化を行い、事業DDを中心としたDD業務体制を整え、効率的なプロジェクト運営や買収後の事業統合の布石を行う一方で、
多くの日本企業は、事業DDの標準化や体系化が遅れ、DDもリスク評価中心の財務DDを中心とした業務体制で、買収後の事業統合に関する準備も不十分なままにM&Aを実行しております。
事業DDは、対象会社毎に事業内容が異なるために財務や法務のように標準化、体系化が可能と考える日本企業が多い為に、この問題は、長く放置されるというより、問題と認識されておりません。
今回、問題提起も含めて、事業DDとは何かについて解説をいたします。
セミナーのお申し込みは日刊工業新聞のWEBサイトよりお願いいたします。
https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/3146
1.はじめに
- 今後、必要性を増す事業DD業務のノウハウ獲得
- 勘違いされている事業DD業務の内訳やアウトプット
- 欧米企業と日本企業の相違点
ケーススタディ 大手製造業 A社の米国事業の売却について
2.事業デューディリジェンス概論
- M&A業務全体プロセスの説明
- 事業DDの目的、期待効果
- 事業DDの種類
- 事業DDのプロセスとスケジュール
- 事業DDの実行体制
- FA業務と事業DD業務の関係性
- 事業DDとPMIの関連性
ケーススタディ 大手製造業 B社のM&Aプロジェクト運営(その1)
3.事業戦略、事業計画の精査、検証について
- 事業戦略のインタビューの実施(マネージメントインタビュー等)
- 事業計画の分析と評価
- 分析や評価の種類と特徴
- 各分析、評価の方法、成果物
- オペレーションの精査、検証の基本評価
- 技術の精査、評価の基本評価
- よくある問題点
ケーススタディ 大手製造業 B社のM&Aプロジェクト運営(その2)
4.オペレーションの精査、検証
- 営業活動の精査、検証
- 外部調達の精査、検証
- 情報システムの精査、検証
- 経営管理の精査、検証
- 事業DDの最終報告
- 事業DDレポートの内容説明
ケーススタディ 大手製造業 B社のM&Aプロジェクト運営(その3)
5.事業DD業務の標準化の推進の必要性
- 標準化の目的
- 標化の期待効果
- 標準化検討の際の問題点、注意点
6.事業DD業務の応用化
- 自社業務のオペレーション改善(営業、外部調達)
- 自社業務のオペレーション改善(生産、生産管理、設備、品質)
- 海外拠点の生産トラブル防止
- 技能伝承問題の解決
7.まとめと質疑応答
- 今後のM&Aにおける事業DDの重要性の増加
- 本日のまとめ